葉酸が不足すると病気にかかるリスクはどうなるの?

命に関わる病気のリスクアップ!

葉酸という栄養素は、妊娠を意識するようになるまでは、全く知らなかったという方も少なくないものです。ですが、実はこの葉酸、不足してしまうと命に関わる病気のリスクも高まることが分かっています。

 

命に関わる病気のリスクアップ!

妊娠初期の不足は赤ちゃんの危機に!

妊娠中、特に初期の葉酸サプリの摂取が推奨されているのは、赤ちゃんの健やかな成長をサポートするためですね。妊娠初期は、赤ちゃんの重要な器官が造られる時期です。この時期に葉酸が不足すると、赤ちゃんの命にも関わるような障害が残る恐れがあります。

 

  • 無脳症
  • 二分脊椎症

 

こういった神経管閉鎖障害と言われる障害は、妊娠初期のDNAの合成の際、葉酸が不足していたことが1つの原因となることが分かっています。DNAの合成がうまくいかず、異常な状態で細胞分裂が進んでしまうために、胎児に命に関わる障害が発生するのです。

 

これを防ぐためにも、妊娠初期、できれば妊活中から、葉酸サプリでしっかり補給していくことが推奨されているわけですね。

 

血栓ができるリスクも!

葉酸には、ホモシステインというアミノ酸の一種を、メチオニンと言われる物質に変換する働きがあります。ホモシステインは血液を凝固させる働きがあるため、この濃度が高くなると、血栓ができやすくなります。

 

血栓ができると、

 

  • 動脈硬化
  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • 脳卒中

 

などのリスクが高まり、時として命に関わる事態にもなってしまいます。

 

こういった突然の命に関わる症状を防ぐためにも、ホモシステインを代謝する働きのある葉酸を、しっかり摂り入れることが大切なのです。

 

ガンのリスクも高まる!

葉酸が不足すると、特に現代人にとって恐れられる病気の1つである「ガン」のリスクが高まることも分かっています。

 

  • 正常なDNAの合成が阻害される
  • 前ガン状態からガンへの移行を防げなくなる

 

葉酸は、DNAを合成する働きがあるため、これが不足すれば異常なDNAによる細胞分裂が起こるリスクが高まります。これがガン細胞を作り上げてしまう恐れがあるのです。さらに、葉酸は前ガン状態からガンに移行するのを防ぐ働きもあると言われていますので、不足するとガンの症状を悪化させる可能性もあります。

 

ガン予防の視点からも、葉酸不足を解消するために、「食生活で不足しがちな分は葉酸サプリから適度に摂取することがオススメ」と言えるのです。

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